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DICIAMO

/diˈtʃaːmo/

イタリア人が「diciamo」で答え始めたら、本音はいまフィルターを通過中。

DICIAMO

一見すると

動詞 dire(言う)の一人称複数形。

実際には

本音にかける品質管理。

イタリア人が 「diciamo」 で話し始めるとき、たいてい本当は何を言いたいか分かっている。ただ、そのまま言わない方がいいと判断しただけ。

「レストランどうだった?」—「Diciamo、一緒にいた人たちは最高だったよ。」つまり料理は最悪。

Diciamo はイタリア語のフィルター。危険な本音が入り、社会的に安全な表現になって出てくる。

職場では

職場はこの言葉の自然な生息地。「金曜に納品できる?」—「Diciamo、金曜は野心的な日程ですね。」つまり無理。

嘘とは限らない。会話を生き延びられる真実だけを慎重に選んでいる。

読み解く鍵

「本当のことを言う」と「言わない」の間に、イタリア人は第三の道を見つけた。十分なだけ言う。

答えが diciamo で始まったら、その後よりも、口から出る前に削除された一文を想像しよう。

「Diciamo、悪くない」は、本当に悪くないという意味かもしれない。Diciamo.

ひとつ知れば、またひとつ。

イタリアの不思議をまたひとつ発見。まだまだあります。

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