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ABBIOCCO.

/abˈbjɔkko/

ちゃんとしたイタリア式ランチのあとに必ず訪れる意識状態。

ABBIOCCO.

一見すると

どこかローマ方言っぽい言葉。動物の名前かもしれない。悪口かもしれない。球技の何かかもしれない。

本当の意味

たいてい昼食後、身体が一方的に「不要不急の活動を停止します」と決める瞬間。まぶたは重くなり、会話は遅くなり、椅子が突然この世で最高の場所になる。睡眠ではない。単なる疲労でもない。abbiocco である。

使い方

「Mamma mia, che abbiocco.」食べすぎて意識が落ちそう。「Dopo la pasta mi è venuto un abbiocco.」午後の仕事は事実上終了。「Mi sto abbioccando.」話は続けてください。参加は保証できません。「10分だけソファで。」次に会うのは夕方。

読み解き方

Abbiocco はただ眠いことではない。消化に対する身体の無条件降伏だ。背もたれに寄りかかり、腕を組み、ほんの一秒だけ目を閉じる。開けたときにはもう食卓が片づいている。食後の眠気は世界中にある。イタリアでは、それに固有名詞を与えた。

ひとつ知れば、またひとつ。

イタリアの不思議をまたひとつ発見。まだまだあります。

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