一見すると
どこかローマ方言っぽい言葉。動物の名前かもしれない。悪口かもしれない。球技の何かかもしれない。
本当の意味
たいてい昼食後、身体が一方的に「不要不急の活動を停止します」と決める瞬間。まぶたは重くなり、会話は遅くなり、椅子が突然この世で最高の場所になる。睡眠ではない。単なる疲労でもない。abbiocco である。
使い方
「Mamma mia, che abbiocco.」食べすぎて意識が落ちそう。「Dopo la pasta mi è venuto un abbiocco.」午後の仕事は事実上終了。「Mi sto abbioccando.」話は続けてください。参加は保証できません。「10分だけソファで。」次に会うのは夕方。
読み解き方
Abbiocco はただ眠いことではない。消化に対する身体の無条件降伏だ。背もたれに寄りかかり、腕を組み、ほんの一秒だけ目を閉じる。開けたときにはもう食卓が片づいている。食後の眠気は世界中にある。イタリアでは、それに固有名詞を与えた。
