一見すると
秘密。
本当の意味
情報ではなく、信頼を渡す行為。
外国人が少し注意して聞いた方がいい表現があります。Te lo dico solo a te.――「君だけに言うよ」。
一度目は信じます。二度目は少し疑います。三度目には、この solo(だけ)がかなり相対的だと気づきます。
でも「イタリア人は秘密を守れない」と結論づけるのは単純すぎます。秘密を打ち明けることは、情報伝達だけでなく関係を作る行為だからです。
「誰にも言わないで」と言う時、「あなたはこれを話せるくらい近い人だ」という小さな特権も渡しています。
そして皮肉なことに、その信頼を受け取った人は、別の誰かとも同じ親密さを作りたくなることがあります。当然、「絶対誰にも言わないでね」と添えて。
読み解く鍵
秘密を共有することは「あなたを信頼している」と伝えることでもあります。そして時には、その信頼を誰かと作りたい気持ちが秘密そのものより強くなります。
